プロショップとは何か

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 前々から気になっていた言葉に「プロショップ」があります。
 車の修理工場の看板などで「安心プロショップにお任せ!」「当店はプロショップです」等とされている、あの「プロショップ」です。
 しかし、そもそも修理工場なり何なりという形で経営している以上、どんなお店でも「プロ」なわけです。「プロ」ではない「ショップ」など、フリマでもない限り形容矛盾です。

 おそらく「そんんじゃそこらのプロとは違うプロの店」「プロ中のプロ」のような気持ちを込めた言葉なのでしょうが、「当店はプロショップです」などと掲げる以上は「プロショップではない(けれどお金をとって運営している)ショップ」というのがなければおかしいです。プロショップとそうでない店を分ける分水嶺、プロショップの定義とは何なのでしょうか。
 そう思って調べてみたのですが、定義らしきものがまったく見つかりません。例によって「プロショップとは」等でググッてみても、それぞれの業界内での使い方や認定制度、さらに店独自の解釈がヒットするだけで、「プロショップ」という語に通底する意味ははっきりしません。カタカナ語辞典などにも載っていません。
 その代わり、世の中には実に多様な「プロショップ」が存在することがわかりました。
 車・バイク関係はもちろん、熱帯魚飼育、ボート、釣り具、サングラス、スキー・スノーボード用品、セキュリティ用品、ゴルフ、サッカーさらにマイクロソフトプロショップというのもあります。こうして眺めていると、何となく「男臭い」業界が「プロショップ」を好んで使っているようです。「ウチの水草をそんじゃそこらのものと一緒にしてくれんなよ」という、ちょっと暑苦しい職人気質がにじみ出ています。
 その中でも職人エキスが煮詰まって煮こごりのようになっているのがこの「プロショップ」です。
美術仏像プロショップ
 そのまんま、仏像のプロショップです。それはもう、プロ中のプロなことでしょう。長田晴山さん(京都市在住、大正九年生)という大仏師さんと、その息子さんによるショップです。「大仏師」という言葉もはじめて知りました。
 正直、仏像の値打ちなど全然わからないのですが、個人的にこのお釈迦様は可愛くて気に入りました。
釈迦誕生仏 晴山作(特別仕上) 釈迦誕生 88,200 円
 次のものも素敵だなぁ、と思ったのですが……
普賢菩薩像(特別仕上) 普賢菩薩像 997,500 円
 きゅ、きゅうじゅうきゅう万なな千円〜!? い、いや、こういう世界ですから、きっとさらに二桁三桁多いものもゴロゴロしているのでしょうねぇ……。
『車を長持ちさせる実用洗車マニュアル』 成美堂出版 1,260円
『知識ゼロからのお寺と仏像入門』 瓜生中 幻冬舎 1,365円

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