<体内時計>夜遅く食べると太る、仕組み解明 日大グループというニュースが話題になっていますね。
でもちょっと疑問があります。
とりあえず、ニュースは以下のような内容。
生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係していることが、日本大薬学部(千葉県船橋市)の榛葉繁紀(しんばしげき)専任講師(衛生化学)らの研究で分かった。このたんぱく質は昼間は体内でほとんど作られず、深夜になると増える。「夜遅く食べると太る」仕組みが分子レベルで示された。
科学誌の「米国科学アカデミー紀要」電子版に論文が掲載された。
たんぱく質は「BMAL1」と呼ばれる。DNAに結合し、体内時計が正常に働くよう調節する働きがある。榛葉講師らは、細胞内にBMAL1の量が多いと、脂肪の量も多いことに着目した。
そこで遺伝子操作で、BMAL1を持たないマウスの細胞を作り、脂肪の蓄積の様子を調べた。この細胞にインスリンなどを加えて、栄養過剰の状態にしても、細胞内の脂肪は増えなかった。
一方、皮膚などに存在する脂肪を蓄えない細胞には本来、BMAL1はほとんどない。こちらの細胞を遺伝子操作し、BMAL1を大量に作らせる実験をすると、細胞内には脂肪が蓄積された。
他の実験から、BMAL1は、脂肪酸やコレステロールの合成を促進していることも分かった。このため、BMAL1が脂肪の蓄積に必要だと結論づけた。
榛葉講師は「体内のBMAL1の量は、一日のうち午後10時から午前2時ごろが最高で、最も少ない午後3時ごろの約20倍に達する。夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながるのではないか」と話している。
20倍というのはすごいですね。まぁ実際のプロセスにはもっと多くの要素が絡むと思うので、そんなに単純ではないのでしょうけれど。
それはともかく、「夜食べると太る」、それだけなら経験的にもわかっているんですよ。
問題は、
「夜食べると太るとわかっているのになぜ夜食べたくなるのか」
じゃないですか。
より正確には、
「夜食べると太るとわかっているのだから、夜食べないでいられる方法を教えてください、お願いです」
ですね・・・。
世の中の賢い方々、なんとか頑張ってお願いします。
コメント
ネットサーフィンでたどってきました。
このコメントにすっごい同意。
……学者の考える方向性はホント足下みてないですよ。
と、いいつつ今日も遅いメシ食べてます…とほほ。
ありがとうございます。
そういうわたしも、今日も遅い晩御飯です。
だって帰ってくるの遅いんやからしゃぁないやんっ!(笑