バカわかる転移&愛 まとめ


 「頭のいい人は、難しいことも簡単に書けるはず」「難しく書くやつはバカ」といった意見から、「わかる/わからない」と転移の問題へと流れたエントリ群で、個人的に気になるものをリストアップしておきます。
 必ずしも一貫した問題系ではないため説明的タイトルしか思いつかないので、キーワードを文字列結合して「バカわかる転移」にしておきます。ものすごいわかりやすい転移の説明みたいでイイです。


匿名:せつないエントリ群(元記事削除)
女教師ブログ:「頭のいい人は、難しい概念も簡単に説明できるはずだ」問題
匿名:『頭のいい人は、難しい概念も簡単に説明できるはずだ』問題 の解説

 以上、そもものはじまりは転移や愛といった力動的局面とはほとんど関係ない議論。

とーびーらーんぶしー:俺に理解ができないような難しい文章を書いている奴はみんな莫迦

 力動的視点が少し導入されています。

しあわせのかたち:「頭のいい人が書く文章」問題について考えている

 下のエントリで触れなかった瑣末事をメモしておくと、「バージョンアップ」という考え方はミスリーディングだと思います。「変わる前の自分と変わった後の自分」という方向に議論を持っていってしまうと、行き止まりになります。わたしは疲れているとこういう考え方をしてしまいがちなので、sho_taさん相当忙しいのかなぁ、と思いました(笑)。

ish:「わかる」ことと作者の転生

 自分エントリ。

muse-A-muse 2nd:「えらさ」と「センス」と「面的思考(認識)」について

 「すごそうなもの」と「すごいもの」を分けて考えては本質主義的トラップに嵌るだけです。しかし、本質主義的トラップに嵌ること(本質的差異があると考えてしまうこと)には、本質的意味があります。詳細は別エントリを立てます。

タカマサのきまぐれ時評:「賢者の表現」と「相対的愚者の理解力」問題

o xein’, angellein…:読むこと、読まないことについて少し

 私的な読みと公共的な読み、という視点は面白いです。ただし、前者は後者から遡及的に導出されるのであって、逆ではないし、等価でもない。ウィトゲンシュタインですね(笑)。

Ohno blog:「知っていると想定される主体」への抵抗

 この転移概念の説明には、次の草さんのエントリで指摘されている通り、ミスリーディングな面があります。ただし、精神分析がこうした方向に「誤読」されること自体には、精神分析に重要な契機が含まれています。muse-A-museさんのエントリと構造的には同じ罠です。

草日記:転移、知っていると想定された主体、対象aとしての眼差し、「作者」であること

 草さんのエントリについては、煽った責任上、別にエントリを立てます。
 各エントリについて言いたいこともあるのですが、殺人的に忙しいので、元気だったら週末にでも書きます。