あれからもう五年以上が経っていた。
ここを散歩できるようになった、前ほど怯えなくなった、というのは大きな変化だ。
こんな些細なことに、五年もかかった。
ただ道を歩くことで、パニックになりそうなことが、今でもある。人は笑うだろうし、多くの人に贅沢な悩みだと言われたけれど。
フレンドリーな人、天真爛漫な人には、警戒を怠れない。
神経を尖らせたり、威圧的に振る舞うのはとても疲れる。壁は誰にでも必要なものだけれど、たぶん、わたしには特別多くの壁が必要だ。しかしその理由の半分は、単にわたしが極端に臆病だからなのだろう。
お酒は完全にやめた。
お酒を飲んでいる人と話すのも、限られた人だけにすることにした。
信仰上の理由もあるが、他人については別段関係ない。当然ながら、こんなことを他人には押し付けない。
他人のお酒について気にするのは、ただ人が過剰にフレンドリーになる場を避けるためだ。
土日をたっぷり勉強に使えると、少しだけ心が安らぐ。コンピュータがなく、紙とペン、そして音楽とコーヒーだけで一日が過ぎるのは素晴らしい。

猫と自転車







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