なぜアメリカが今ひとつ憎めないのか

 はじめにお断りしておきますが、このエントリは客観的に「中国とアメリカ」を論じるものではまったくなく、「自分の奇妙な考え」を振り返る極私的なものです。ですから、冷静な政治的分析など全然なく、極めてナイーヴな部分もあると思います。
 気になるのは、なぜわたしがアメリカがそれほど嫌いではないのか、ということです。

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『イスラーム主義とは何か』大塚和夫

『イスラーム主義とは何か (岩波新書 新赤版 (885))』 大塚和夫 『イスラーム主義とは何か』 大塚和夫

 すばらしい良書です。
 著者はまず、「イスラム原理主義」という用語が作動させているコノテーションを批判することから始めます。

「原理主義」という言葉は、多神教的な日本の宗教文化の肯定的評価を背景に、それと対立する否定的な意味合いをもった運動を指すものとして一般に流通しているのではないだろうか。つまり、寛容で神々の和を尊ぶ平和的な日本文化に対し、他者を承認しない偏狭で不寛容で戦闘的な一神教的「原理主義」、という対立を際立たせるという効果をともなっているのではないか。これは夜郎自大的な、自民族中心主義にも通じかねない発想である。

 その上で、「イスラーム主義」を以下のように定義します。

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バナジウム天然水で痩せる?

 随分前から欲しい欲しいと思いつつ、手が出せないでいるものがあります。バナジウム整水器です。

バナジウム整水器 V-POTバナジウム整水器 V-POT

 大分前にバナジウムのことを書いて、以来しばらく忘れていたのですが、最近になって突然また物欲が沸いてきています。
 バナジウムはミネラルの一種で、糖質の吸収を抑える働きがある、と言われています。古い記事ですが「体重の増加が有意に抑制され、脂肪組織のインシュリン受容体数が増加するなど、臓器・組織の病変を改善することが確認」とあります。
 ミネラルウォーターによってはバナジウムを多く含むものがあり(前に比較したところでは飲む酸素α700が一番含有量が多い)、食品だとパセリ、黒コショウ、マッシュルーム、貝類やエビ・カニに多いそうです。
 バナジウム整水器を使えば、自宅でバナジウム水を作れる上、残留塩素を取り除くこともできます。
 でも高いんですよねぇ。安いところでも18,000円はします。
 ランニングコストを考えると絶対お買い得だと思うのですが、つい二の足を踏んでしまいます。

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モノゴ

  「『音を楽しむ』って書いて音楽っていうじゃないですか」とか言う人が嫌い

じゃあお前は人の間と書いて人間だな。よかったな。あっぱれだよ。

 まったくです。
 むしろ「音が楽する」くらい言ってやりなさい。

 ちなみに、わたしは「物語」という単語を初めて見たとき、「モノ語? モノにも言葉があるの!? すごいすごいすごい!!」とワクワク妄想をスパークさせて、その後大人たちから真実を知らされ、ものすごいションボリした思い出があります。

 人間たちはいつも、意味に目が眩んで、言葉がわからなくなる。

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ファンケル無添加スキンケアDXを試す

 ファンケルからリニューアルした無添加スキンケアDXのサンプルが届きました。

ファンケル無添加スキンケアDXを試す

 「生産終了のエヴァンテをまとめ買い」で書いた通り、今ひとつリニューアル後のラインが信用できなかったのですが、タダでもらったものなのでとりあえず試してみました。

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コメント欄の程よい敷居

 コメント欄を閉じています。
 「なぜコメントの敷居を高くするのか」で書いたように、一定の敷居を設けつつコメント欄はある、という状態を求めていて、Movable Typeの時はType Key認証が丁度良い面倒臭さを発揮してくれていたのですが、WordPressにしてから運用に迷っています。

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非モテとリア充 想像図

 今日、「非モテ」というのは、「非-モテ hi-mote」と合成語的に分けて発音するのではなく、「シブヤ」のように平坦かやや尻上がりに読む、ということを知りました。
 最初は「紐手」「干物」を連想してしまい、何のことだかわかりませんでした。

 また、「リア充」という言葉も覚えました。
 「リアルで充実」という意味だそうです。
 これも音を聞いた時は「リア獣」だと思い、

リア獣 > リア王 + 獣 > 百獣の王 > らいおん

 というイメージがスパークしてしまいました。

 「干も手」と「リア獣」は、多分こんな感じです。

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『はじめてのアラビア語』とアラブのことわざ

『はじめてのアラビア語』 宮本雅行 『はじめてのアラビア語』 宮本雅行

 アラビア語に興味を持って最初に買ったのがこの本。
 タイトル通り、まったくアラビア語学習経験がない人に「アラビア語ってどんな言葉?」を紹介する一冊です。微妙に恥ずかしいのですが、わたしこそ正にその「未経験者」なので、頭を垂れて教えを請いました。
 面白いです。
 この手の「語学系新書」にありがちな通り一遍の説明ではなく、ツカミからの持って行きかたが上手です。アマゾンのレビューにもありましたが、著者が語学教師ではないこともプラスになっているのかもしれません。この本でますますアラビア語に惹かれ、何気に次の小さな一歩を踏み出しています。
 『はじめてのアラビア語』ではありますが、文字通りの純初心者にとっては、この本一冊みっちりマスターするだけでもかなりの前進です。

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オフ会は一乗寺の決闘の如きなり

 「オフ会で会った人の容姿について言及すること」の話題がちょっと面白いです。多分、始まりはひーらーちゃんぷるー:文章からルックスを読むで、大野さんがOhno blog:ブロガーのルックスを云々することで反応し、そのコメント欄で議論が盛り上がった、という展開っぽいのですが、草日記:オフ/ルックス/非暴力的抑圧が一番まとまっている、というかここでまとめられていることにしかわたしは興味ありません。
 まず、そこで引用されているsho_taさんのコメントを孫引き。

例えばオフレポで瀧澤なりマサオさんなり草さんなりについて、大野さんが「思ったとおりのイケメンでした」と書いたとします。本人たちはそりゃあ喜ぶでしょう。けれどそれを読んだ、自分の顔にまったく自信のない人、遠隔地に住んでいる人、もっと直截に書いてしまえば、顔に傷や病気のあとが大きく残っている人、それでも瀧澤やマサオさんや草さんや大野さんらに「会いたい」と強く思っている人は、どう思うでしょうか? それは「抑圧」と言えるでしょう? 草さんが射程に入れているのはこういった部分なんじゃないでしょうか(「非コミュ」な人はたぶんオフ会に出てこれないでしょうし、その契機さえないわけで)。

 これに対し、ご本人の草さん。

私が言いたかったのは、だいたいこういうことです。言及された本人が感じる抑圧のことではなく、不特定多数の人が感じるものについて。もっと絞れば、「オフに出たけど言及されなかった人」のことよりも、「オフに出なかったけど、オフレポ*1を読んだ人たち」のことが気になります。前者については要するに「特定の人を誉めるのは、他の人を貶すのと同義」という話であって、これは当たり前と言えば当たり前かな、と。私が特に関心を持っているのはルックスについてのアレコレであって、遠隔地でオフに行けないとか、そういう問題は措いておきます。「会いたい」と思っているかどうかも、さほど重要ではないかも。

 面白いですね。
 草さんという人はこの手の状況を本当に公平に認識できる人だなぁ、と常々感じているのですが、その認識を得た上で取る行動というのがわたしとは180度違う。だから面白い。
 わたしは褒めるのが好きだし、容姿についてもポジティヴな面なら(詳述はしませんが)、割と平然と言及してしまいます。それで容姿に劣った人が接触し辛くなるなら、なお結構。一石二鳥じゃないですか。
 ただし、「容姿に劣っている」というのはあまり客観的に判断できることではなく、誰しも一つや二つはコンプレクスを抱えているものです。ですから、実際の容姿がどうであるかは別問題として、容姿という重力に負けて敷居をまたげないような根性ナシには用はないし、敷居は高くしておきたい、という意味です。
 自信は結果としての現象により得られるのではなく、そこにかけたエネルギーから身につくものです。「これだけやったんだ」というか、むしろ「もうこれ以上無理です、殺してください」ぐらいまでいけば、誰でも侠道を歩いて敷居をまたげます。個人的に「自然が一番だよ」とかいう大嘘つきが心の底から憎いので、人工的気合を第一に生きている人としか関わりたくないです。気合は会えばオーラが見えるので、すぐわかります。結果は問題ではない、というよりオーラという一番重要な結果がちゃんと得られています。
 それでも問題が一つ残ります。「空気が読めない者、その罪状と判決」で触れた「そもそも壁が見えない人」です。こういう人には、どういう防壁をはってもムダです。ハイパスがかけられるのは結構なのですが、超重低音もパスしてしまうところが難点です。

 と、ここまで来たのですが、実は容姿がどうこうという流れよりむしろ、「オフ会」なるもの自体の方が気になっています。

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