「TVアンテナをつないでラジオでテレビを聞いてみる」で書いたように、ラジオでテレビを聞いています。
まぁ、普通にFMを聴いていることが多いのですが、飽きてくるとNHKテレビにチューニングします。
先日ぼんやり聴いていたところ、偶然にNHKアニメ劇場「雪の女王」の時間になりました。それが「雪の女王」だということも聞きながらネットで調べて知ったのですが。
最初はラジオドラマか何かだと思ったのですが、今時FMでラジオドラマなどあるものか怪しいですし、チャンネルを見たらNHKテレビです。
こういうドラマ的というか、映画や小説など物語がある性質のもの全般からご無沙汰だったので、真剣に聞いてしまいました。というか、ストーリーものに引き込まれすぎるので遠ざけているのですが。
すると聞き覚えのある声が。
これって・・バトー? バトーじゃないですか?
アニメファンではないので声優さんのことは全然わからないのですが、調べてみると大塚明夫さんという方だとわかりました。印象的で渋い声ですね。結構声フェチなのでたまりません(笑)。
「雪の女王」自体は前後を知らないので把握していないのですが、大塚明夫さんの声だけでもご満悦。映像ものから縁遠くなっていると、一話の最後に必ず次回予告があって、といった形式に触れるだけでもじわーんと気持ちよいです。
視覚障害者の方が映画やテレビを見る、というと奇異に感じる方がいるようですが、ほとんどの映像作品は音のみ、あるいは映像のみでもそれなりに楽しめます(視覚障害者の方について言えば、場の雰囲気だけでもかなり楽しいのではないかと想像しますが)。
というより、実はストーリー映像というものは音に主導されているところがあって、音のリズムにパンパン絵を合わせていくような感覚があります。少なくともわたしが昔映像にかかわっていた時はそうでした。
みなさんも、機会があったら一度絵なしで映像を楽しんでみてください。
ちなみに、逆に音なし絵のみにすると、映像のレベルがモロにわかって面白いです。音でごまかしている部分が削げ落ちるというわけです。
NHKアニメ劇場「雪の女王」オリジナルサウンドトラック