「くん」付けのエロス


 「くん」付け、嫌いです。
 こういうことを言うと「ジェンダーフリー」みたいで寒気がするのですが、男性を「くん」付け、女性を「さん」付けする文化が、学校臭くて生理的に耐えられません。
 原則として性別・年齢を問わず「さん」付けしています。
 ちなみに、呼び捨て文化も相当鬱陶しいです。
 周囲に体育会系人間が多く、彼らが時に後輩を呼び捨てにするのは「親愛の情」の表れなのかもしれませんが、これまた生理的に受け付けません。端から見ているだけで仕事する気がなくなります。
 時々センムが女を呼び捨てにしていることがあり、他人事なら張り倒してやろうかと思います。そのセンムも、わたしを呼び捨てにするほど人生投げてはいないのが、かろうじて助いですが・・・。

 と、書いたのですが、言いたいのは「お互い『さん』付けにしよう!」などというお説教では全然なく、デフォルト「さん」付けくせに、「くん」を付けたくなる、つい付けちゃう、そういう時のお話です。


 あります、ついうっかり「くん」付け。
 自分で決めたルールに反するのは心苦しいですし、少なくとも仕事の場で「くん」付けは絶対にしないのですが、友人関係などでは時々出てしまいます。
 一つは「くん」キャラの場合。どう説明して良いのかわかりませんが、「くん」の異様に似合う人というのがいます。もう、名前の一部に「くん」が入っているような人です。こういう時は、渾名のように「くん」で呼んでしまいます。
 もう一つは、少し意図的に「くん」のエロさを狙った時です。
 「くん」付け、エロいです
 おそらくこの効果には、わたしが「くん」付けを避けている故の「禁断のエロさ」もあると思うのですが、忌避している理由そのもの、「学校っぽさ」「システムっぽさ」から来る独特のエロさもある気がします。
 どことなくゴッコっぽいのです。学校というシステム自体が「ゴッコ」的であるのに加え、全然学生でないのに学校っぽさを演じてみる、という意味で二重に「ゴッコ」です。
 エロの一大源泉は広義の「ゴッコ遊び」にありますから、「○○くん♪」とか呼んでみるだけで、勝手にロールがセットされてエロ・ファンタジーが膨らみます。
 さすがに「学生気分」の妄想があるわけではないですが、響き自体にバックグラウンドで学校エロ・モジュールをロードする働きがあるような気がします。
 リアル学校生活は決してエロいものではないですし、あまりの不愉快さにキレイさっぱり抑圧されてほとんど思い出すこともできないのですが、ナショナリズムにおける「空想的ルーツ」のように、「一度も存在しなかった過去」としてのファンタジーが学校エロにはあるのではないでしょうか。
 もしかすると、「くん」付けがあんまりエロいので、日常生活の場では使わないように気をつけているのかもしれません。

 これってわたしだけですか?
 「くん」付け、エロくないですか?
 「くん」付けでヨクジョーできるわたしは変態ですか?
 別に変態でも何でもいいですけれど・・。

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コメント

  1. [穴の外] 「くん」はエロいかしょっぱいか問題      〜…

     「くん」付け、エロくないですか?  「くん」付けでヨクジョーできるわたしは変態ですか? とりあえず、この質問に簡単に返答しますと。 エロかどうかは、発話者同士の関係 (more…)