24時間営業の歯科医院

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 少し前にドン・キホーテの株式会社パウ・クリエーションが歯科経営に進出、深夜1時まで診療することが話題になっていました。複合商業施設「パウ」店内の「アイデンタルオフィス」で、7月に一号店がオープンしています。自費中心のようですが、治療費の価格破壊も考えているとの噂です。調べてみると歯科チェーン展開の計画自体は3年前にも報道があるのですが、これだけ時間がかかったのは、やはり色々と抵抗があったからでしょう。
 深夜診療の歯科医院ということでは、既に有名な医院があります。福岡で空港口歯科診療所などの多数医院を展開する医療法人博文会です。24時間診療の歯科医院として知られていて、東京進出も視野に入れているようです。
 理事長の平野博文先生は『患者さまが増えるクリニック繁盛マニュアル』という本を書かれています。紋切り型の書籍が多い「医院経営もの」の中では、なかなか熱い一冊です。職を転々としてから歯科技工師に、さらに「人に使われるのは嫌」と歯科医師免許を取得、今も一線で攻め続けているセンセイです。
 この本の中でも繰り返し触れられていますが、医療業界というのは非常に保守的な勢力の強いところです。平野先生も相当に叩かれたようです。診療時刻を2時間延長するだけでもイジメられる業界ですから、24時間となれば大変な壁があったことでしょう。
 医療・歯科医療という分野の特殊性を考えれば、闇雲に高度資本主義を推し進めてよいわけはなく、歯科医師会の立場にも一理あります。過剰なサービス競争に陥れば、最後に煽りを受けるのは患者さんです。ですが前に触れた「開業しないでください広告」といった振る舞いを眺めていると、保守的というよりはあまりに世間の常識から乖離してしまっている部分も否めない気がします。
 何より、これだけ情報が共有され、医療消費者が医者を選ぶ世の中です。「安かろう悪かろう」が通じるわけはありません。わたしたちが知識をつけ、時に「面倒な患者」になることもいとわないことが、より便利な医療サービスへの道を開くのではないか、と思います。
 どうでもいいですが、平野先生と同姓同名の議員さんが民主党にいらっしゃいます。サーチして一瞬「いつの間に政界に!?」と、例によって妄想を弾けさせてしまいました(笑)。
リンク:
医療費の負担を軽くする歯科検索サイト【歯科へ行こう!】
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