ブートキャンプのサイドキック

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 ブートキャンプではサイドキック(横蹴り)を使ったエクササイズが頻出します。
 このサイドキックは、どちらかというと「後ろ蹴り」に近いキックで、現代格闘技では回転後ろ蹴り以外であまり見ることのない伝統系の蹴り方です。
 いきなり余談ですが、テレビの格闘技中継等では、背面に回転して蹴ると何でも「後ろ回し蹴り」と言う解説者がいますが、「後ろ回し蹴り」と「回って蹴る後ろ蹴り」はまったく違う蹴りです。素人ならともかく、プロの解説者に適当なことを言われるとイライラします(さらに「後ろ回し蹴り」にもカケ蹴り的な蹴り、一般的な腰の力を乗せた重い蹴り、回転内回し蹴り的な蹴り、などがあり、間合いが違う)。
 ブートキャンプに戻ると、サイドキックのエクササイズで重要なのは、軸足を寄せる時の動作です。
 武道経験者には自明なことなので、わたしのようなヘナチョコが講釈垂れて本当に恥ずかしいのですが、ビリーの後ろで蹴り(のようなこと)をやっている男性の動きが、あまりにもやる気がないので気になります。
 ワンで寄せてツーで蹴る、とすると、寄せる時につい腰が浮いてしまいがちになります。低い姿勢でじっとしているのは辛いですから、構えから解放されたここぞとばかりに休んでしまうのです。
 これではまったくタメができませんから、ツーで蹴ってもただ足を伸ばしているだけで、有効な蹴りにもならなければ、エクササイズとしても効率的ではありません。
 蹴りはすべからくタメが重要です。回し蹴りで言えば、最初に蹴り足側の脇を開くようにして溜めた力で蹴ることになります(だからボディフックやミドルのダメージが蓄積すると回し蹴りもちゃんと蹴れなくなる)。
 ワンで寄せる時、体重を水平に移動するようにして、根性で腰が浮かないようにすること。そうすると、引き絞った弓が放たれるように、自然に速く重い蹴りが出せます。一度要領を掴むと大変気持ちよいですから、フィットネスとはいえ、工夫した方が楽しいと思います。
 中国武術の「座盤」という架式は、あの中途半端な姿勢に近いです。溜めて溜めてドーン!の溜めている状態です。中国武術系は、この手のキツい姿勢でやたらじっとさせる、という訓練が多くみられます(ブートキャンプ応用編の最後の「空気椅子」のようなもの)。大抵、先生が順番に回ってきて、ローキック入れられたりします。
 イっちゃってる中国系の人は「この姿勢で気が」とか言い出しますが、別に気とかいらないので、普通にアイソメトリクスとしてやるだけでも有効だと思います。
 ちなみにビリーが叫んでいる「軸足を返す」というのも重要なポイントです。
 「軸足を返す」ことには功罪あり、伝統系の「回し蹴り」には敢えて軸足を返さず腰の力だけで蹴る、という安定性重視のものもありますが(パンチの間合いで細かく使う)、パワー優先なら思い切り軸足を返す練習から入った方が良いと思います。ましてブートキャンプはあくまでフィットネスですから、遠慮なく全力で蹴りましょう。
 サイドキック系では割と簡単なのですが、回し蹴り系で軸足を返すのは、素人の人にやらせると大抵できません。サッカーみたいな蹴りになります(サッカーできないので違ったらゴメンナサイです)。踵を相手に向けてお尻をぶつけるようなイメージを持つと良いです。
 この時、完全に身体が返ってしまうと力がスッポ抜ける感じになってしまうので(単にグルンと回っただけ状態)、瞬間的に脇で絞ってインパクトの瞬間に力を集中させるようにします。うまくいった時はギュン、と力線がまとまって身体が沈む感覚があるので、一度できれば飲み込めると思います。ビリーがお手本に見せる蹴りはマーシャルアーツっぽくてややスピード優先ですが、当然ながら良い蹴りだと思うので、よく観察して勉強しましょう。
 以上、武道ヲタの要らないワンポイント・アドバイスでした。
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