火口付近の二匹のてんじくねずみと一匹のウサギ


 余震の発生の仕方が奇妙だ。正確に同じ時間ごとに発生し、しかもその前後に、動物たちが仮死状態に陥る、という現象が見られる。地震の発生する一定時間前から仮死状態に陥り、丁度同じ時間だけ経過してから、何事もなかったように目覚める。
 この仮死状態には「向こう側」に抜ける秘密が隠されているようで、多くの科学者たちの興味を惹いている。
 そんな中、「火口付近」というタイトルで、TweetPicに一枚の画像が投稿された。そこには、二匹のてんじくねずみと一匹のウサギが「山」という字のように寄り添って眠っている姿が映っていた。
 「火口付近」という言葉は富士山爆発を連想させ、実際に火山活動が活発化する中、「不謹慎」であるとして、ネット上では大いに批判された。
 しかし「火口付近」の真意は、そんなところにあるのだろうか。
 これもまた、仮死状態の秘密に迫る一つのヒントなのだ。
 仮死状態は冷たく停止しているようで、実は噴火のように「向こう側」に抜けることと同義だ。なぜなら、二匹のてんじくねずみと一匹のウサギは、「山」の形に寄り添って眠っているからだ。
 しかしながら、いかに欲求不満が高まっても、目覚めてみればてんじくねずみが二匹とウサギが一匹。所詮は種が異なるということだ。

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