サイボーグは電子レンジの夢を見るか


 電子レンジ、持っていません。
 それほど特別なことだと思っていなかったのですが、電子レンジの普及率を調べてみると、果てしなく100%に近いです。
 テレビも一昨年までなく、DVDプレーヤーも昨年購入、電子レンジなし、というのは昭和以下かもしれません。

 別に電磁波がどうたらといった深い理由で持っていないわけではありません。
 強いて言えば、音が苦手です。ブォーンとかいって回っているのが、結構怖いです。
 会社の給湯室で電子レンジが回っていると、不安で仕事が手につきません
 あんな奇怪な道具に平然としていられるなんて、文明人はすごいです。動物ならみんな怖がりますよ。お宅のワンちゃんネコちゃんも電子レンジ怖がっていませんか? わたしは怖いです。
 大体、暖めるだけなのに回るっての納得できません。回るパワーで暖かくなるわけじゃないでしょう。いや、満遍なく暖めるために回っているということくらい知っていますが、回るのと暖めるのは別の話でしょ、という気がして仕方ありません。せっかく回ってるんだから、回って回って回る力でホンワカ暖かく、とかならそれはそれで安心なのですが、スッパリ役割が別でしかも回る、というのが不吉です。何で回るのよ。バカにしてんの?

 でも、よく考えてみると、かつては電子レンジを持っていたこともあるのです。発狂して他人の電子レンジを素手で破壊してしまい、そのお詫びに自分の電子レンジを進呈した、というのが電子レンジ喪失の経緯だったと思うのですが、あまりに恐ろしい過去なので防衛機制が働いてよく思い出せません。
 しかも最近は、コンビニではなくスーパーですら電子レンジで温めることが前提の食品が多く、疲れて帰ってきた時などには「こんな時に電子レンジがあれば」と思うこともしばしばです。
 正直、電子レンジ欲しいです。
 できればヘルシオが欲しいですが、贅沢言いません。単機能電子レンジでもいいです。
 でもまだ、夢に見るほどではないです。