ティシュー・セービング・レーシックに決まる


 というわけで、適応検査ではレーシック可能と診断されたのですが、最終的にはコンタクトを使用中止して術前検査を受けなければなりません。適応検査でOKだったのが術前検査でNGというケースは滅多にない、とのことですが、ゼロとは言い切れないので油断?は禁物です。コンタクトを中断する期間をなるべく短くしたかったので、仮予約した手術日の一週間前に術前検査を受けました。ここでレーシックの種類が決まります。

 「レーシック」と一言に言っても色々な術式があるので、ここでものすごい簡単にまとめてみます。わたしはジャンク情報が多すぎて混乱したので、逆にこれ以上ないくらい大雑把で文系ライクなお話です(正確な話は眼科医のサイトなどを参考にしてください)。
 まず前提として、

1 目を削るといっても、表面をいきなりゴリゴリ削ってしまうと痛いしヤダ。
2 目の表面をペロッとめくって、その中を削る。
3 削ってから、めくったところを戻してフタをする(このペロッとめくったフタを「フラップ」という)。

 そして、

1 強い近視を矯正するには、たくさん削らないといけない
2 あんまり削ると穴が開いてしまうので、「最低これだけ残す」厚さが決まっている

 ため、いかに削る量を減らして効果を出すか、でいろいろな種類があります。
 以下、この調子で、極めて不正確にご紹介をすると、

プラノ・スキャン・レーシック(Plano-scan LASIK)
 普通のレーシック。

ウェーブ・フロント・レーシック(Wave-front LASIK)
 光の滲みが少ないレーシック。運転する方など。

ティシュー・セービング・レーシック(TS-LASIK)
 削る量が少ないレーシック。

アスフェリック・レーシック(aspheric LASIK)
 光の滲みが少ないレーシック。夜間視力が良好。

エピ・レーシック(Epi-LASIK)
 フラップが超薄いレーシック。

フェイキックIOL(Phakic IOL)
 狭義のレーシックではなく、 角膜と虹彩の間にレンズを入れるもの。

ピーアールケー(PRK)
 ボクサー向け。痛い。

ラーゼック(LASEK)
 フラップが超薄いレーシック。

イントラ・レーシック(Intra-LASIK)
 レーザーでフラップを作るレーシック。

 このうちペロッとめくって作るフタである「フラップ」を薄くして稼ぐ系の手術は、わたしのお世話になった病院では行っていませんでした。大切なフタを薄くしてしまうので、やはり相応のリスクがあるようです。
 また、イントラ・レーシックというのは、フラップを作るのも機械制御のレーザーでやってしまおう、という方法ですが、これもわたしの病院では不採用でした。メリットと信頼性を秤にかけて、採用していないようです。
 もちろん、これらのレーシックがダメというわけではないので、レーシックを検討されている方は、顔の見える関係でキチンと話を聞いて、納得した上で手術を受けて下さい。

 さて、術前検査です。
 わたしは適応検査の時点で希望して散瞳検査を受けていたので、後はひたすらに検査の種類が増えるだけです。眼の検査については、普通の人より色々経験していたつもりなのですが、「こんなに検査があるものなのか」というくらい、色々チェックされます。全部で三時間半くらいかかりました。
 面白いなぁ、と思ったのが、「コントラスト視力」という普通の視力検査のC型マークの変わりにEのようなマークが弱いコントラストで印字されているものを読むもの。グレーの地に濃いグレーでマークが書いてあるような状態で、普通の視力検査よりずっと読みにくいです。
 また、Cマークのすぐ脇にこちらを向いた照明があり、眩しい状態で読み取らなければならない「グレア視力」という検査もあります。意地悪されているみたいで、ちょっとおかしいです(笑)。
 結果として、わたしの術式は「ティシュー・セービング・レーシック」に決定。要するに近視が強すぎて、他に選択肢がない、ということです。
 近視が軽かったり、他の条件が有利な方であれば、もうちょっと色々なオプションがあり得ると思います。また、夜間の運転が多い、激しいコンタクトスポーツをする、等の要件があれば、選択も当然変わってきます。

 まだ続きます。