1976年版Hans Wehr Arabic-English Dictionary

 1976年版Hans Wehr Arabic-English Dictionaryを購入しました。
 Hans Wehr Arabic-English Dictionaryの最新版は1993年版ですが、アマゾンのレビューで「旧版の方が大きさが手ごろだった」というコメントがあった他、「アラビア書道とその周辺」さんのエントリにも「76年版はコンパクト」とあったので、たまたまマーケットプレイスに出品されていた1976年版を購入してみました。
 確かにコンパクトで持ち運びに便利です。パスポート初級アラビア語辞書と比べるとこんな感じ(厚さはHans Wehrの方があります)。

1976年版Hans Wehr Arabic-English Dictionary
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中東ニュース翻訳のRSSフィード

 東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクトによるNews from the Middle East 日本語で読む中東メディアという素晴らしいサイトがあります。アラビア語、ペルシア語などの現地新聞を翻訳して掲載してくれているサイトです。原文へのリンクもキチンとあるため、勉強にももってこいです(日本と一緒でしばしばリンク先が消えていますが・・)。
 ただ、残念なことにこのサイトはRSSフィードがありません。既存ツールで生成しようとしてもうまくいかなかったため、自前でRSSフィードを作成しました。

日本語で読む中東メディアRSS

 以下のRSSをFeedしています。

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なぜ猫が付いていなければラクダは安いのか

 アラブにこんな諺があります。

ما أرخص الجمل لولا الهرة

 マーアルハサルジャマラ ラウラールヒッラ
 文字通りの意味は、「もし猫が付いていなければ、ラクダはなんと安いことか」。
 わたしがこの諺を見つけたのは、アラビア語の教科書の中でなのですが、そこには「玉にきず」とあるだけで、それ以上の説明は何もありません。
 どうして「猫さえ付いていなければラクダは安い」が「玉にきず」なのでしょうか。ラクダを買って、その上猫まで付いてくるなら、お買い得じゃないですか。
 それとも、猫というのは「むしろいない方が良い」ものなのでしょうか。しかしアラブは猫の原産地でもありますし、猫がマイナスの文化的意味付けを帯びているとは考えにくいです。
 もしかして「安物買いの銭失い」のようなことなのかな、とも思ったのですが、それでは「玉にきず」という説明と食い違ってしまいます。
 いくら考えてもわからないので、サウジアラビアのお友達に質問してみたところ、とても面白い意外なお話を教えてくれました。
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アラビア語だけ字を大きくするブックマークレット

 以前慣れない外国語は小さく見えるということを書きましたが、依然わたしにとってのアラビア語は字が小さくて疲れます。ブラウザの表示文字サイズを変えれば良いのですが、そうすると今度は戻すのが面倒です。
 というわけで、アラビア語だけ字を大きくするブックマークレットを作ってみました。

 下のリンクを右クリックして「お気に入りに保存」し、任意のページで実行してみてください。うまくポストできないので別HTMLにしました。

サンプルページ

 以上、異様にニッチなブックマークレットでした。

追記:imgタグのalt属性など、タグの中にアラビア語のあるページでは表示が崩れます。所詮小細工ですので多めに見てやってくださいませ。

カリーマ先生が日本語を教えている!

 全然知らなかったのですが、NHKのサイトで師岡カリーマ・エルサムニー先生がアラビア語ネイティヴを対象に日本語を教えられています。

やさしい日本語

 最高です。聞きまくっています。めっちゃ嬉しいです!
 単にアラビア語というだけでなく、カリーマ先生の声がとても好きなのだと思います。アラビア語の発音を判断できる耳などわたしには微塵もないのですが、色々なアラビア語を聞いて、カリーマ先生のアラビア語が一番心に染みてきます。時々、心の中で小っさいカリーマ先生が「マディーナ劇場はどこですか」とか呟いています。
 日本語勉強中のサウジ人のお友達にも、ぜひ教えてあげたいです。
 幸せだなぁ。

 ちなみに、スキット中の「みか」役の女性が妙にセクシーな気がするんですけれど・・。

ماذا تظنون إذا كان أحد له مئة خروف ضل واحد منها أفلا يترك التسعة و التسعين في الجبال و يمضي في طلب الضال.

ファイルーズとハリール・ジブラーン

 少しでもアラブ・ミュージックに興味のある方なら、ファイルーズの名前を聞いたことのない人はいないでしょう。わたしは別段「ワールド・ミュージック」1ファンではないのですが、NHKテレビのアラビア語会話でカリーマ先生が触れられていたのをキッカケに、ファイルーズのことを知りました。
 最初に聞いた時は古臭い演歌みたいで、ちっとも馴染めなかったのですが、繰り返し聞いているうちに心に染み入るようになりました。しっとりとした女性ヴォーカルの好きな方なら、一度は聞いてみることをお薦めします。
 ファイルーズの曲は曲によって大分雰囲気が異なり、「アラブ音楽」的なものからジャズヴォーカルのような歌まであるのですが、ド真ん中の「わたしに笛を下さい」が結構気に入っています。というか、『ステップアップ アラビア語の入門』にこの曲が収録されていて、最初は「歌のコーナーなんか要らないよ」と思っていたのが、何度も反復している内にすっかりハマってしまった、というのが真相です(笑)。
 أعطني الناي و غنで検索すれば、動画も沢山見つかります。

Fairouz – Give Me The Nay And Sing -Courtesy of Hani Jordan!
A3teny El Nay

 アラブ音楽は一般に前奏が長いので、歌が始まるまでに結構待たされます(笑)。個人的にはもっとシンプルなものが見てみたいです。
 ファイルーズと関係ないですが、勝手にギターソロしているこのお兄さんはカッコイイです。
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  1. この言葉のヘンテコリンさが、不快感を越えてもう面白くなっていますね。いいんじゃない、「ワールドミュージック」。 []

IE7の検索ボックスが途中で切れるバグ カシーダとタトゥウィール

 Internet Explorer 7で、ctrl+Fで表示される検索ボックスが途中で切れる現象があります。おそらくバグです。
IE7の検索ボックスが途中で切れるバグ カシーダとタトゥウィール
 ただし、この現象はアラビア語入力をインストールしていなければ、多分発生しません。
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内記良一『基礎アラビヤ語』と『くわしいアラビヤ語』

 あれほど避けていた大学書林のアラビア語教科書に、とうとう手を出してしまいました。しかも二冊。
 内記良一先生の『基礎アラビヤ語』『くわしいアラビヤ語―語形と構文』です。王道ド真ん中です。
 最初に購入したのは『くわしいアラビヤ語』。おそらく、日本語で書かれた唯一の「中級以上向け」アラビア語教科書です。
 基礎の基礎を一応学び(身に付いているかは別)、「もうちょっと詳しい構文論などが欲しいなぁ」と思った時に、他に選択肢がなかったわけです。
 選択肢がないといっても、『くわしいアラビヤ語』がよろしくない、という意味ではありません。この教科書が十分な完成度を持っていて、かつアラビア語教科書の需要の少なさから、類書が出版されてこなかった、というだけの話でしょう。独学でアラビア語を学んでいる人間には、こうした情報源はちょっとでも大変有り難いです。
 『くわしいアラビヤ語』を読み進めて痛感したのは、そもそも基礎がまだまだできていない、ということです。
 まだ半年余りなので勘弁していただきたいですが、とにかく広大無辺なアラビア語文法の世界、基礎の基礎を何度でも学ばなければ、到底身に付けられるものではないようです。『基礎アラビヤ語』を購入したのは、そうした経緯からです。
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