“Fine tuning”i-dep 久しぶりに狩野丈二さん

 新宿伊勢丹B2Fのレコード屋さんで、i-depの新譜”Fine tuning”が試聴コーナーにあるのを発見しました。このレコード屋さんは「えっ」というディスクが何気に置いてあって面白いです。
『Fine tuning(初回限定DVD付)』 i-dep KARLOF YoskeKokegawa PaulBrundland GustafKalof “Fine tuning” i-dep

 i-depと聞いてすぐわかる人は多くないと思いますが、知る人ぞ知るラウンジポップ。
 1stの時よりグッと完成度が上がっています。相変わらず聞きやすく安心感のあるラウンジで、人によっては「ユルい」と感じるでしょうが、本当に身体を預けてほんにゃらできるラウンジというのは、非常に難しいのではないかと思います。職人芸がシンクロしないと、下手な小劇場芝居のような「痛さ」が出てしまうものでしょう。
 ”Fine tuning”は試聴で聞いて即「イイ!」でした。まぁ、わたしが歳をとって丸くなったのかもしれませんが・・・。

 個人的に思い入れがあるのは、ドラムスの狩野丈二さんが好きだからです。

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コーヒーを喉に詰まらせ死亡

 小鳥さんが、「真に男らしい男のコーヒーの飲み方」で、

真に男らしい男は、きっと、コーヒーを豆のままかじるんだと思います。
湯で薄めて飲むなんてカッタるくてやってられない。
焙煎して茶色く焦げたコーヒー豆を、口いっぱいに頬張る。それが俺の昼食。

と書かれてるのを見て、ふと思い出したことがあります。
 ニューヨーク・ドールズの初代ドラマーのビリー・マーシアという人が1972年に亡くなっているのですが、その死因が「コーヒーを喉に詰まらせて」というものなのです。

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小口容子『ワタシの王子』

 「常に自分が主役」で「必ず脱ぐ」孤高のマゾヒスト映像作家小口容子。その2005年作品『ワタシの王子』を拝見しました。

小口容子『ワタシの王子』

 「王子」とは「理想的サディスト」を指す彼女の用語。
 作品は、「王子」を求めSM伝言ダイヤルに電話する彼女の、無言のモノローグとして展開します。
 正確には、そこにあるのは「展開」の無さ自体です。自意識を消滅させてくれる「王子」は、決して現れません。それを予期しながら、小口は電話をかけ続け、男と会い続ける。現れる男は「王子」に程遠く、善良で害がなく、ただ照れ隠しのような世間話を話続ける。

若い男はどうでもいいことをしゃべり続ける
そんなことはいいから早く
自由がきかないようにして、そこの床の上に転がしてくれ

 それを聞く小口も、世間なみのそれなりに安全な女になってしまっていることに、多分気づいている。

私はあいづちを打ちながら
遠くにいる気がしている
ときどきふと気づく
やはり自意識を捨てることができない

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最弱ラッパーが多分モテるという真理

 小鳥さん「小突いただけで骨が折れそうなほど弱そうな子が、アメリカのスラムでラップ」で紹介しているノリアキというラッパーがマジでヤバいので(色々な意味で)、わたしも貼っておきます。

 何度見ても、ホント弱そうでムカムカしてきます。ある意味、真に怒りを呼び覚ます魂のHipHopです。

 でも、一番グッと来たのは小鳥さんの次のコメント。
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ヘカタイオスと桜木建二

 「岩明均『ヘウレーカ』 科学のディスクールと< 真理>の鏡」で、『ヒストリエ』の4巻が発売されているので何か書くかも、と追記しておきながら、放置していました。非常に好きな作品であり、未完でもあることから、なかなかまとまったことが書けません。
 代わりに、ものすごいしょうもないところにツッコんでみます。
 ヒエロニュモス家の執事的存在ヘカタイオスと『ドラゴン桜』の桜木建二って、ちょっと似てません?

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