“Fine tuning”i-dep 久しぶりに狩野丈二さん

 新宿伊勢丹B2Fのレコード屋さんで、i-depの新譜”Fine tuning”が試聴コーナーにあるのを発見しました。このレコード屋さんは「えっ」というディスクが何気に置いてあって面白いです。
『Fine tuning(初回限定DVD付)』 i-dep KARLOF YoskeKokegawa PaulBrundland GustafKalof “Fine tuning” i-dep

 i-depと聞いてすぐわかる人は多くないと思いますが、知る人ぞ知るラウンジポップ。
 1stの時よりグッと完成度が上がっています。相変わらず聞きやすく安心感のあるラウンジで、人によっては「ユルい」と感じるでしょうが、本当に身体を預けてほんにゃらできるラウンジというのは、非常に難しいのではないかと思います。職人芸がシンクロしないと、下手な小劇場芝居のような「痛さ」が出てしまうものでしょう。
 ”Fine tuning”は試聴で聞いて即「イイ!」でした。まぁ、わたしが歳をとって丸くなったのかもしれませんが・・・。

 個人的に思い入れがあるのは、ドラムスの狩野丈二さんが好きだからです。

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岡田斗司夫の本体

 岡田斗司夫さんが、『いつまでもデブと思うなよ』の「発想の権利を侵害している」とやらで「いいめもダイエット」にクレームをつけたことが話題になっていますね。
 この問題自体は個人的にはどうでもいいのですが、一つウケたのがアルファルファモザイク:岡田斗司夫が非営利の食事記録サイトに圧力をかけてサービス停止その後にあった2ちゃんねらーのコメント。

無くなった50kgの脂肪が岡田本体だからな
魔人ブウの悪い方が今の岡田

 なくなった脂肪の方が本体!
 デブ罵倒については頭一つ抜きん出ている自信があったのですが、痩せてまで「魔人ブウの悪い方」呼ばわりですか。

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バカわかる転移&愛 まとめ

 「頭のいい人は、難しいことも簡単に書けるはず」「難しく書くやつはバカ」といった意見から、「わかる/わからない」と転移の問題へと流れたエントリ群で、個人的に気になるものをリストアップしておきます。
 必ずしも一貫した問題系ではないため説明的タイトルしか思いつかないので、キーワードを文字列結合して「バカわかる転移」にしておきます。ものすごいわかりやすい転移の説明みたいでイイです。

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「わかる」ことと作者の転生

 sho_taさん「『頭のいい人が書く文章』問題について考えている」に反応します。

(「頭の良い人は難しいことをわかりやすく書けるものだ、理解ができないような難しい文章を書いている者はバカである」といった意見があるが)
「何が書いてあるかよくわからない文章に出会う」ということ、そしてそれを「理解しようと思うこと」ないしは「書いてるヤツがバカなんだ」と断じてしまうことは、おそらく「学び」というものに対する本質的な作用と態度に通じる(気がしている)。
(・・・)
「すでに知っていること」が書かれている文章なら、普通、読む気は起きない。「興味深く読む」という時は、たいてい「そこには自分のまだ知らないことが書かれている(ことが確信できる)」という状態だ。
(・・・)
つまり、「(その文章を読んだ時点での)自分には理解できない文章を読む」という行為に必要なのは、読解力とか論理構成能力とか経験とかよりも、信仰心とか好奇心のようなものが重要なのだろう。

 sho_taさんが「一目惚れ」と言い、コメント欄で草さんが転移とハッキリ言ってしまっている通り、テクストの読解に人を向かわせる力は、「まだ何かがある」予感、余白=周縁mergeへと投げ出される欲望、「この人はわたし以上にわたしを知っている」、つまりsujet supposé savoirの想定から来るものでしょう1
 草さんはわかって書いているはずですが、一応補足しておけば、想定される「作者」とは狭義のニンゲンの作者である必要はありません。現代のコンテクストではそれを「作者」と呼ぶことが一般的であるだけです。重要なのは「読まれることを予感していた者が誰かいる」ということです。無人島の砂浜に足跡を見つければ、それは記号signeですが、足跡を消した跡があるとすれば、それはsignifiantである、つまり「主体」が想定される、ということです2

 件のsho_taさんのテクストも含め、関心を持つ人の多くがこのあたりは了解済みのように思われるので、以下ではエッジのオイシイところだけ断片的に取り上げます。ここまででもかなり端折っている気がしますが、その辺を埋める地味な仕事はA型後衛タイプの草さんがやってくれる予定なので、省略して走る役に徹します。

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  1. コメント欄で草さんが仰っているわたしが以前に書いていたらしいテクストとは、「ブログ記事評価におけるテクストの自律性を問おうとして人格概念と意味についての議論にはまりこんでみる」あたりだと思います。似たようなことばかり書いているので、違ったらごめんなさい。 []
  2. この譬えはラカンがどこかで書いていたはずなのですが、いくら探してもどこだか思い出せません。もしかしてわたしの妄想ですか。 []

コーヒーを喉に詰まらせ死亡

 小鳥さんが、「真に男らしい男のコーヒーの飲み方」で、

真に男らしい男は、きっと、コーヒーを豆のままかじるんだと思います。
湯で薄めて飲むなんてカッタるくてやってられない。
焙煎して茶色く焦げたコーヒー豆を、口いっぱいに頬張る。それが俺の昼食。

と書かれてるのを見て、ふと思い出したことがあります。
 ニューヨーク・ドールズの初代ドラマーのビリー・マーシアという人が1972年に亡くなっているのですが、その死因が「コーヒーを喉に詰まらせて」というものなのです。

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ボディ美白とハイドロキノン

 手作り化粧水用のハイドロキノンとイソフラボン液を買いました。もう何回リピートしているかわからないくらい、ずっと使っているハイドロキノンですが、最近ちょっとだけ使い方を変えています。贅沢になって、ボディ用の化粧水にもハイドロキノンを入れているのです。

ボディ美白とハイドロキノン

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迷惑なので

 自称大修館書店勤務、北区在住の中森さん、前にも申し上げましたが、迷惑なので気持ち悪いメールしないでください。
 あなたのためにコメント欄も閉じているのに、少しは人格障害の脳みそ活用してください。
 

クルアーンで学ぶアラビア語

 最近アラビア語学習で使いはじめたのが、この”Arabic Through the Qur’an”。

『Arabic Through the Qur'an (Islamic Texts Society)』 AlanJones Arabic Through the Qur’an

 「クルアーンで学ぶアラビア語」といったところでしょうか。
 基礎文法から一歩ずつ解説してくれている教科書なのですが、例文はすべてクルアーン。クルアーンを読むことを目標に、クルアーンの中での用法、現代アラビア語との違いなどにも細かく言及されています。やっぱり「わたしは昨日おいしいパンを食べました」より「Who but God can forgive sins?」の方が断然萌えます。
 当然すべて英語ですが、大学教養レベルの英語力があれば困りません。ついでにイスラーム用語の英語訳語や宗教用語も習得できて、一石二鳥です。
 日本の教科書でよく見るフォントと書体が異なり、最初少しとまどったのですが(ミームが異様にちっこい)、慣れるとこれも味わい深いです。
 ガッツリ取り組むタイプ教科書なので、最低限文字、できれば超初級レベルの文法はざっと日本語で勉強してからの方が良いと思います。この文法がひたすら果てしないので、ざっとで良いと思いますけれど。
 こうした目的のアラビア語の教科書というのが日本語でなく(アラビア語のテキスト自体が圧倒的に少ないですが)、ぴったりに思えたのですが、検索してもUKのアマゾンにポジティヴなコメントがあるくらいしかレビューが見つからず、手元に届くまでどんな本なのか不安でした。
 結果的にはアタリでした。ただ一つ、ものすごいショッキングな事実を除いて。

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